手元にあるデータで学会発表にチャレンジしてみよう!

本年は若手研究者・実践者を対象に,いよいよ研修を開催することになりました!以前より,産業保健分野における初学者向けの研修のご要望があったので,ついにその声に応えることができました。研究を開始したての方,またこれから研究を始めたい方を対象にしています。

研究方法論の復習から始まり、実際の手元のデータを解析して、(可能であれば)来年の日本産業衛生学会用の抄録まで書き上げてしまおう!という内容です。以下に概要をお示ししますので,ご興味を持たれた方は是非ご参加ください。

研修名:手元にあるデータで学発表にチャレンジしてみよう!
日程:2018年9月8日(土)午前11時~午後5時
場所:東京大学医学部3号館S102(東京都文京区本郷7丁目3−1)
アクセス:https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_02_04_j.html
対象:産業保健研究に携わる若手20名
費:員5,000円,非員10,000円

受付期間:2018/8/10(金)まで。受付フォームからお申込み下さい。
テキスト:産業保健の複雑データを集めてまとめて伝えるワザ(メディカ出版)
(事前に購入して持参ください)
データ:匿名化データ持参可能,その他の方にはテストデータを準備します。
(統計解析ソフトの入ったPCを持参下さい)

講師・チューター:世話人を中心に多数参加します。

#第1部(午前11時~午後1時)
内容:研究に先立ち必要となる内容
①リサーチクエスチョンの立て方 ②仮説の設定 ③文献的レビュー方法

昼食休憩(午後1時~午後2時)

#第2部(午後2時~午後4時)
内容:統計解析の基礎と実習
①データクリーニングと変換 ②数値データの解析 ③カテゴリーデータの解析

#第3部(午後4時~午後5時)
内容:参加者の調査研究に応じた抄録の執筆
①背景と目的 ②対象と方法 ③結果 ④考察と結論

#講習後に懇親を開催します(参加自由)

若手研究者の会世話人一同が執筆に関わった著書『産業保健の複雑データを集めて まとめて 伝えるワザ』が出版されました

産業保健と看護2018年春季増刊号として、『産業保健の複雑データを集めて まとめて 伝える ワザ: 社員も経営層も動かす! 「最強」の活用術』がメディカ出版より出版されました。

健診データ、ストレスチェックデータ、長時間労働面談実施状況など、産業保健の現場はまさに「データの宝庫」。しかし、データのまとめ方に不安を持っている方が多いことは、これまで若手研究者の会が行ってきた自由集会やシンポジウムの経験からも実感していました。

この本は、これまでデータをまとめたことがない、こんなまとめ方でいいのか……と疑問を持っているビギナーでも、データの集計から見せ方、提案の方法までわかるようになる!と自信を持って言える一冊です。

オールカラーで、イラストやグラフを多く取り入れることで、内容がスッと頭に入ってくるような本を目指しました。

この一冊があれば、人事や経営層を納得させる資料作りも、学会発表も、論文発表も、ぐっと洗練されたものになるはずです。ぜひお手に取ってご活用ください。

産業保健の複雑データを集めて まとめて 伝える ワザ:
社員も経営層も動かす! 「最強」の活用術

目次

【第1章 データをもとに産業保健活動の質を高める】
◆1 産業保健活動の質を高めるロジックモデルとPDSA
◆2 企業をうなずかせる産業保健のデータの活用法 ~職場のデータを使ったPDSAサイクルの回し方~
◆3 経営者や人事労務が産業保健職に期待するもの

〔コラム〕
(1)データを加工して意味をもたせる
(2)データで示すことで、社内での発信力を高める
(3)無料で使える統計ソフト「R」

【第2章 若葉さんと学ぶ! データ活用きほんの「き」】
◆1 データの集め方
◆2 データのまとめ方(1)統計分析の基本
◆3 データのまとめ方(2)エクセルを使ったデータ活用
◆4 データの見せ方、伝え方

〔コラム〕
(4)アンケートの信頼性・妥当性
(5)アンケート回収率や有効回答率を上げるには?
(6)性別や年齢の影響を考慮した解析:多変量解析

【第3章 若葉さんが聞く! 教えて! あなたのデータ活用術】
◆1 健康診断データの活用と見せ方
◆2 ストレスチェックデータの活用と見せ方
◆3 ストレス軽減対策「いいね!」シールの活用
◆4 職場環境改善の効果の見せ方とさらなる改善
◆5 健康教育の効果のまとめ方・見せ方
◆6 運動イベントの効果のまとめ方・見せ方
◆7 転倒事故防止のための調査と対策
◆8 コラボへルスにおける経営者の心に響くデータ提示法
◆9 人事・会社を動かす情報の伝え方のポイント

〔コラム〕
(7)統計解析のさらなる勉強方法を伝授!

【第4章 若葉さんが挑戦! 学会発表を目指そう】
◆ 日々の活動を良好実践事例(GPS)としてまとめてみよう
◆ 学会発表前に
◆ 学会発表でのポイント

〔コラム〕
(8)一般化可能性と研究の限界
(9)論文を書き上げるための5つのポイント
(10)先輩産業看護職からの応援メッセージ

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メディカ出版のページでは、立ち読みもできます

『学術の動向』2017年12月号に寄稿しました

日本産業衛生学会生涯教育委員会若手研究者の会は2015年から、日本学術会議若手アカデミーの若手科学者ネットワーク分科会によって構築された「若手科学者ネットワーク」の一員となっています。

2017年6月には第2回若手科学者サミットが開催され、本会含めて13の若手の会が参加し、若手科学者が置かれた現状を明らかにして議論を行いました。

この度、『学術の動向』2017年12月号の特集記事「若手科学者の現在と課題:若手科学者サミット」において、「若手科学者のネットワーク形成の現状について」と題して、いわゆる「若手研究者問題」について各若手の会が寄稿を行いましたので、掲載記事を紹介します。ぜひご一読ください。

若手科学者のネットワーク形成の現状について(PDF)
(本会の記事は58頁に掲載)